コラム

着物や和服の遺品整理・処分方法

「母の遺品整理をしていたら大量の着物があったが処理に困る」「祖母の遺品である和服を売りたいが、量が多すぎるので一人で整理するのが億劫」と思っていませんか?身内の遺品整理で出た着物や和服は着物買取業者に依頼することで簡単に処分できたり、リメイクで違う形にすることによって飽きずに長く保管したりできます。今回は、着物や和服のさまざまな処分方法を紹介していきます。遺品整理ででた遺品をすべて廃棄するだけではなく、ぜひこの記事を参考に家庭ごとに合った処分方法を検討してみてください。

遺品整理のタイミングはいつ頃?

遺品整理のタイミングは多くの人が、初七日・35日・49日の法要に合わせて行っています。遺族が集まるタイミングに遺品整理をすることで、故人の着物や和服を引き取りたい遺族も出てくるかもしれません。ですがその前に、死亡届の提出や世帯主変更届、故人が生前契約していたサービスの解約などといった手続きを済ませおかなければなりません。遺品整理には時間とお金がかかるので、スムーズに遺品整理ができるよう法要などの集まりまでに準備を整えておくのがコツです。

遺品整理で出た着物や和服の8つの処分方法

「遺品整理で出てきた遺品を捨てるのはどうかと思うし、整理しないままにしておくわけにもいかない」と感じている方もいるのではないでしょうか。ここからは、そんな不安を持つ方へ着物や和服の処分方法を8つ紹介します。故人の思い出が詰まった着物や和服でも、さまざまな理由で処分せざるを得ないケースも少なくありません。遺品整理の際、着物や和服を廃棄するしかないと思っていた方は8つの処分方法を知ることで、選択肢が広がるでしょう。それでは遺品整理で出た着物や和服の処分方法を詳しく見てみましょう。

1.着物や和服の買い取りをしているリサイクルショップへ持ち込む

まずはリサイクルショップに持ち込んで遺品整理で出た着物や和服を買い取りしてもらう方法になります。遺品整理で大量の着物や和服がある場合は、リサイクルショップに持ち込むことで手間や時間をかけずに処分することができるのでオススメです。着物や和服専用の査定員がいるショップは稀なので、価値のある着物や和服でもそこまで高い金額にならない場合もあるということを頭に入れておきましょう。

2.ネットで販売する

中古品を販売できるサイトやアプリ、ネットオークションなどで販売する方法です。出品や発送作業の他に購入者とのやり取りなどもしなければならないので、手間がかかってしまいますが、遺品整理で出た着物や和服の価値や状態によって高値で売れることがあります。出品する際に、着物や和服にシミや汚れがないかの確認、サイズの把握、出品用の写真撮影などをした後に自分で出品価格を設定しなければなりません。着物に詳しくないがため本来の価格よりも低い価格で販売してしまう可能性も少なくないので、少し勉強が必要になるでしょう。

3.専門の遺品整理業者に依頼する

遺品整理に特化した専門業者に依頼する方法です。遺品整理業者に依頼すると、着物や和服の買い取りや処分を引き受けてもらえます。また、遺品の供養も手配している業者もあるので、故人への罪悪感を抱くことなく遺品整理に集中できることがポイントです。大量の着物や和服がある場合は、肉体的にも精神的にも負担を感じることが多いですが、業者を利用することで遺品整理や面倒な各種手続きなどがスムーズにいくでしょう。さらに、身内や親族を亡くして精神的に参ってしまう中、同時に遺品整理も進めなければならず不安に感じる人のために、遺品整理業者が全面的に遺品整理のサポートをしてくれます。遺族の要望を汲んで作業の手順を提案し、遺品整理のアドバイスしてくれるのは強い支えとなるはずです。

4.着物買取業者に依頼する

遺品整理で出た着物や和服着物を買取業者に買い取ってもらう方法もあります。着物や和服のプロに査定してもらうことができるので適正な価格で買い取ってもらえ、遺品整理で出た着物や和服が数枚であればその日のうちに査定と買い取りが済むので時間の節約もできます。出張買取サービスをしている着物や和服の買取業者に依頼すれば電話をするだけで自宅まで来てくれるので、わざわざ着物や和服を持ち込んで査定をしてもらう手間も省けます。着物や和服の買取では自分が思っていた以上の高額がつくこともあり、短時間で査定から買い取りまで行ってくれるので最適な処分方法と言えるでしょう。

5.形見として手元に置いておく

遺品整理で出た着物や和服を無理に手放そうとせず、形見として大事に保管しておくのも一つの手段です。遺品整理で出た高価な着物や和服であれば代々受け継ぐケースも多いでしょう。故人の思い出が詰まった着物や和服を保管しておくことで故人を思い返す時間が増え、孫やひ孫の代まで故人の形見に触れることができます。余計な手間がかからないため一番楽な方法ではありますが、自宅に着物や和服を保管するスペースを作らなければならないので、親族が集まった際に分担して持ち帰るなどしておきましょう。

6.リメイクして再利用する

遺品整理で出た着物や和服をそのままの状態で残すのではなくリメイクして再利用する方法です。衣服であれば再利用できる部分が多くあるので、財布やアクセサリー、ポーチなどといったリメイクができます。再利用することでわざわざ着物や和服を保管するスペースを確保することもなく、一生飽きずに使用できるでしょう。自分でリメイクをする場合には、ある程度時間に余裕があり専門知識を持ち合わせていないと難しいです。自分でリメイクするのは難しいとなった時は、着物や和服のリメイク専門店に依頼する方法があります。業者にリメイク作業を丸投げできるので負担もなく、好みの小物やアクセサリーなどを手に入れることができます。

7.寄付する

着物や和服を必要としている人々に寄付する方法です。最近では捨てるくらいなら寄付をしたいという人が増えています。寄付した遺品整理で出た着物や和服は災害に遭った人々へ送られたり、衣装や小物のリメイクとして使われたりとさまざまな形に変化して再利用されています。寄付する方法は着物買取専門店を利用するか、寄付団体に直接寄付をするかの2パターンがあり、どちらもお金をかけずに寄付できます。特に着物買取専門店を通して寄付する場合は、業者によりますが送料無料で寄付ができ、遺品整理で出た買い取り可能な着物や和服は現金に換えられるのでオススメです。寄付までの工程は、出張買取・宅配買取・持ち込み買取のいずれかで着物や和服の査定をしてもらった後、買い取り可能なものは買い取り、値段のつかなかったものに関しては寄付する流れになります。買い取りと寄付が同時に可能になり、宅配買取は一般的に送料無料なので箱に不要な着物や和服を詰めて業者宛に送るだけで済みます。また、遺品整理で出た着物や和服を知人に譲渡するというのもひとつの手。ゆかりのある方に差し上げるというのも喜ばれます。また着物や和服を着るのに挑戦したいと思いながら躊躇している人は意外と多いものです。身近に着物を欲しいという方もいるかもしれません。ぜひ探してみてはいかがでしょうか。

8.廃棄処分する

時間も手間もかけたくないのであれば廃棄処分する方法があります。「買い取りしてもらった後、他の人が使用するのは気が引けるし、かといって保管するスペースもない」という場合は、遺品整理で出た着物や和服を自治体のごみとしてまとめて廃棄処分してしまった方が手間もお金もかけることなく済むので楽かもしれません。自治体によってルールは異なりますが、遺品整理で出た着物や和服をごみとして出す場合は、可燃ごみ・資源ごみ・古布が一般的のようです。指定のゴミ袋でルールに沿ってゴミ置場に排出しましょう。とても簡単な方法なだけに、ちょっともったいないと感じますね。遺品整理で出た着物や和服の数が少なく特に思い入れもないようであれば、分別をしっかりした後ゴミとして出すことができますが、遺品整理で出た着物や和服の数が多いのであれば遺品整理業者へ依頼する必要があります。遺品整理業者への依頼料に加え、処分料もかかりますがその日のうちに遺品整理を済ませることができます。

遺品の着物や和服でも買い取りは可能?

「遺品整理で出た着物や和服の価値が分からないので買い取ってくれるか心配」「そもそも遺品整理で出た着物や和服を買い取ってくれるのか?」と疑問を持っている方もいるかもしれません。遺品整理で出た着物や和服だからといって買い取りができないわけではなく、基本的に遺品整理で出た遺品であっても買い取り対象に入ります。目立つ汚れや大きくほつれている着物や和服であれば買い取り対象外と判断されてしまいますが、着物買取業者へ相談してみるといいでしょう。また、遺品整理で出た着物や和服であることが原因で買い取り価格が変わってしまう心配や、価値ある着物や和服が安く買い取りされてしまう心配はいりません。買取業者によっては着物や和服を持ち込まずとも自宅まで査定しにきてくれるサービスをしている所もあり、価格に納得がいかない場合の査定料やキャンセル料、相談料などは一切請求されることはないので安心です。

着物や和服の遺品整理で気をつけること

着物や和服の遺品整理を始める前に、いくつか注意点を押さえておきましょう。価値のある着物や和服を個人の判断で始末してしまい、親族や身内間でのトラブルに発展する可能性も少なくありません。そうならないためにも、着物や和服の遺品整理で気をつけておく点を押さえておくことが重要です。それでは、着物や和服の遺品整理で気をつけておく点を詳しく見てみましょう。

1.身内や親族内で着物や和服の処分方法について話し合う

まずは、遺族が集まった際に遺品整理で出た着物や和服の遺品の処分方法について話し合っておくことが大事です。一般的に故人と同居していた家族が中心で遺品整理を進めていきますが、何の話し合いもなく独断で処分をしてしまうと、後に身内や親族内のトラブルに繋がってしまうケースもあります。故人が大事にしていた着物や和服に思い入れのある親族も多くいるので、親族が集まっている時に故人と着物や和服の思い出話をしつつ、全員の納得のいく処分方法を決める方が良いでしょう。また、決まったことに関しては口約束で済ますのではなく、書面で残すようにすることが重要です。後々、親族が決まったこととは全く違う要望を言ってくる可能性もあるので必ず書面で話し合いの結果を残すようにしましょう。

2.着物や和服に遺言書が紛れていないか確認する

遺品の中に遺言書がある可能性があるので、遺品整理をする際はきちんと確認するようにしましょう。遺言書に着物や和服を含んだ財産の相続について書かれていれば、処分を判断する前に相続人に連絡をする必要があります。また、稀に相続権を持つ人ではない人物の名前が遺言書に書かれていることもあるので、慎重に確認することが重要です。正当な遺言書なのかの判断ができない際は、弁護士に依頼し確認してもらうことがポイントになります。遺言書の他にも証紙や小物も見つかった場合は捨てずに大切に保管しておきましょう。証紙や小物を誤って捨ててしまうのはご法度とされており、紛失が原因で買い取り価格が大きく変わってしまう恐れがあるので注意が必要です。遺言書が紛れている着物や和服をきちんと確認しないまま廃棄してしまうと、故人の相続をどうするべきなのかが永久に分からないままになってしまうので、慎重に確認しましょう。

3.価値ある着物や和服の場合は「証紙」を探す

有名な作家や産地の着物や和服であれば「証紙」が一緒に保管されている可能性があります。「証紙」は着物や和服の産地やブランドの証明となるもの。紛失すると着物や和服の価格が下がってしまうことも。着物や和服と一緒に保管されていたり、他の重要書類と合わせて保管されているケースがあるので、確認しておきましょう。

まとめ

遺品整理は法要のタイミングに合わせて始める家庭が多いです。遺族が集まっている時に遺品整理で出た着物や和服の遺品の処分方法について話し合っておくことも大切ですが、その前に諸々の手続きを済ませておく必要があるので、早めに手続きをしておきましょう。精神的に遺品整理が困難である場合や時間とお金をかけたくない場合は、思い切って遺品整理業者に依頼することでスムーズに遺品整理を済ませることができるのでオススメです。遺品に思い入れがないというのであれば、着物買取業者経由で遺品整理で出た着物や和服の寄付と買い取りを依頼すると良いでしょう。ですが、家庭ごとにあった処分方法はさまざまなので、自分の身内や親族と話し合い納得のいく形で遺品整理を進めるようにしましょう。

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参考:不用品回収・出張買取・ 古銭着物買取のなんでも買取ナビ

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