コラム

不用品回収業者にぼったくられた事例集

生活の中で、どうしても出てしまう不用品。故障や破損、買い替えなどの理由から処分の対象になった家具・家電。また引っ越しや遺品整理などで大量に不用品が出た場合など、その処分方法に悩んだ経験はありませんか?全て自分で処分できたら費用を最小限に抑えられますが、その場合どうしても時間や手間がかかります。自分1人では運べない大型家電や家具を処分する際には人手が必要になり、さらに適正な処分方法を調べる必要があります。そんな手間や時間を解消するため、不用品回収業者への依頼を検討する人も多いでしょう。不用品回収業者へ依頼した場合、不要になった家具、家電の搬出から処分まで、全ての作業を請け負ってもらえます。引っ越しや遺品整理、空き家、倉庫などの大掛かりな片付けはもちろん、自分での処分が困難なもの1点から不用品回収を依頼することができます。不用品回収業者に依頼する際、まずは優良な不用品回収業者を選ぶことが大切です。業者選びに失敗し、悪質な不用品回収業者に依頼してしまうと思わぬトラブルが発生することも。さらに最悪の場合、犯罪に巻き込まれてしまう危険性もあります。中でも多いのが、悪質な不用品回収業者に法外な料金を請求されるぼったくり被害。
そこで今回はぼったくり被害の実例を交えながら、ぼったくり被害に遭わないために注意すべき点や悪質なぼったくり不用品回収業者の特徴、ぼったくりの手口を紹介します。安心して任せられる優良な不用品回収業者を選べるよう、参考にしていただけたら幸いです。

悪質な不用品回収業者の特徴と手口

優良な不用品回収業者を選ぶために、まずは悪徳不用品回収業者の特徴を把握することが需要です。ありがちなぼったくり不用品回収業者の特徴を見ていきましょう。

ぼったくりが疑わしいケース1:「無料」を押し出した宣伝

ポストに投函される「無料回収」と書かれた不用品回収業者のチラシ。またアナウンスなどで無料をアピールする不用品回収業者には要注意です。基本的に、不用品を無料で回収してもらうことは出来ないと考えたほうが良いでしょう。「無料回収」は集客のための口実で、実際に回収を依頼すると「これは無料の対象にはならない」と言われぼったくりにあった、などのケースが多数報告されています。さらに、無料という名目で不用品をトラックに積み終えた後に「無料なのは回収だけ」と言われ「運搬料」や「積み込み手数料」と称したぼったくりにあうケースもあります。無料という言葉だけで不用品回収業者を選んでしまうと、このようなぼったくりにあう危険性があります。

ぼったくりが疑わしいケース2:街を巡回する不用品回収業者

無料回収をアナウンスし、町内を巡回する不用品回収業者を見かけることは珍しくありません。巡回型の不用品回収業者はトラック1台で始められるため、ぼったくりなどを行う悪質な不用品回収業者でも簡単に参入できてしまう営業方法です。業務として一般家庭から家具、家電、粗大ゴミなどの不用品回収を行うには、「一般廃棄物収集運搬業」や「古物商」の免許が必要になります。しかし巡回型の不用品回収業者は、資格を持たずに違法業務を行っているぼったくり業者が多いのが現状です。無料と言いながら、回収後の追加請求や高額請求といったぼったくり被害が多発しています。全ての巡回型不用品回収業者がぼったくりだとは言えませんが、作業を始める前に無料で行ってもらえる業務範囲を確認し、免許の提示を求めてください。

ぼったくりが疑わしいケース3:住所・連絡先など会社情報の記載がない

こちらも巡回型の不用品回収業者によく見られる特徴。住所や連絡先の記載が無い場合は、ぼったくりなどを行う悪質な不用品回収業者である可能性が極めて高くなります。優良な不用品回収業者であればホームページなどが存在するため、会社の詳細を確認出来ないということはまず考えられません。不用品回収業者を選ぶ際には、ホームページや口コミなどで会社の情報や評判などを調べたほうがぼったくりを未然に防げ、安全でしょう。

ぼったくりが疑わしいケース4:自宅に訪問、勧誘してくる

依頼してもいないのに、突然自宅を訪問してくる業者は、ぼったくり目的の業者である可能性が高いです。特に高齢者世帯への訪問には注意が必要。このようなぼったくり業者を家に入れてしまったために、必要な物品ですら処分するよう強引に迫られたり、正当な判断が出来ないうちに家財を運び出されてしまったケースもあります。さらに回収料として高額なぼったくりにあってしまう場合も。優良な不用品回収業者であれば訪問勧誘はありえません。絶対に信用しないでください。

悪質な不用品回収業者によるぼったくりの実例

悪徳不用品回収業者の特徴を紹介しましたが、実際にはどのようなぼったくり被害があるのか。具体的な実例を紹介します。

ぼったくりの実例1:請求書に頼んでもいないオプション料金が追加されていたぼったくり被害

「見積もりを出してもらい、その内容で依頼したにもかかわらず、確認も取らずに高額なオプション料金が複数追加されるというぼったくりにあった。」
―こちらのケース、実はよくある手口のぼったくり方法です。見積もりには最低限の基本料しか掲載せずに、不用品回収業者が一方的にオプション料金を追加するというぼったくり方法。被害者はぼったくりだと確信しながらも、不用品回収作業が終了しているため仕方なく高額な費用を支払ってしまう、というケースです。ぼったくり被害を防ぐためには「追加料金が出る場合には1つ1つ全て報告してください」と念を押すくらいしかないかもしれません。やはり事前の不用品回収業者選びが需要です。

ぼったくりの実例2:不用品回収に使うトラックのサイズを理由にしたぼったくり

「トラックの荷台一杯で◯◯円」という料金で契約したのに、その何倍ものぼったくり請求を受けた。問いただすと、「軽トラックの荷台一杯で◯◯円だが、使用したトラックはサイズが大きいため料金が増した」と言われた。
― 敢えて説明を曖昧にし、ぼったくりを行う不用品回収業者も少なくありません。作業開始前に事細かな打ち合わせをし、少しでも違和感を感じるような業者であれば早急に断りましょう。

ぼったくりの実例3:「無料回収」のはずが高額請求されたぼったくり被害

無料回収と聞いて依頼したが、「運搬料」「出張料」「積み込み手数料」「二人で作業したので人件費」などさまざまな理由をつけたぼったくりにあった。
―こちらのケースは「無料回収」を謳った不用品回収業者の典型的なぼったくりの手口です。不用品回収作業終了後のキャンセルできない状況になってから「無料なのは不用品の回収だけ」と告げられ、さまざまな名目で料金のぼったくりを計ります。このようなぼったくり業者は、事務所などの拠点を持たず各地の街を転々としている場合が多く、足がつきにくいため撲滅が難しいのが実状です。「無料回収」を謳った業者は信用しないことが得策です。

ぼったくりの実例4:見積もりを出してもらっただけでキャンセル料を請求されたぼったくり被害

不用品回収業者に見積もりを依頼。検討の結果、依頼を見送ることを伝えるとキャンセル料を請求されるぼったくりにあった。

―「見積書は有料です」との説明がない場合、基本的に見積もりは無料です。仮に見積もり書に多少の費用がかかったとしても、あくまで「見積もり書」であり契約書とは異なります。依頼してもいないのにキャンセル料を請求するのは明らかにぼったくりです。支払う必要はありません。はっきりと支払う意思は無いと伝えましょう。

ぼったくりの実例5:不用品回収後に不法投棄されていたぼったくり被害

訪問してきた不用品回収業者に処分を依頼したが、不用品の回収後に近所に不法投棄されていた。

― 廃棄処分にかかる費用を浮かすため、回収した不用品を不法投棄する悪徳業者も存在します。
この場合、不用品回収業者への依頼が証明できなければ、依頼者自身が不法投棄を行ったものとされ、最悪の場合罪に問われてしまう危険性も。
不法投棄は罰金、懲役刑に値する重大な犯罪です。最悪の事態を避けるためにも、悪徳業者と疑わしい不用品回収業者には関わらないよう心がけましょう。

ぼったくりの実例6:必要な家具.家財まで運び出され、さらにぼったくり被害に

祖母が少量の不用品回収を依頼したところ、必要な家具や家電まで処分するよう迫られた。戸惑う隙にトラックに積み込まれてしまい、回収料金として数万円をぼったくりされた。もう手持ちがないと伝えると、残金を振り込むよう要求された。

―もはや明らかな犯罪行為ですが、高齢者や女性を狙ったこのようなぼったくり被害も少なくありません。
曖昧な受け答えをし、一度家に入れてしまうと長時間に渡り強引な説得をされたり、ろくに話しも聞かず運び出したりとかなり悪徳な手口。当然、これは犯罪被害にあたるので、即座に警察に相談するべきですが、高齢者の一人暮らしでは発覚が遅れたり、泣き寝入りしてしまう場合も。また悪徳業者の都合の良い供述で言い逃れられたりと、犯罪を立証するのが難しいケースも少なくありません。
悪徳不用品回収業者のターゲットになりそうな身内が居る場合には日頃から注意が必要です。絶対に話を聞かず、即帰ってもらうよう伝えてください。

ぼったくりの実例7:「役所で返金される」と騙された高齢者がぼったくり被害に

訪問してきた不用品回収業者に少量の引き取りを依頼したところ、ぼったくりと思われる高額請求をされた。しかし「高齢者は領収書を役所に提出すれば返金される」と言われ、それならばと請求された金額を支払った。

― 当然そんな制度は存在しません。こちらも高齢者を狙ったぼったくり事件です。言葉巧みな嘘に騙されて、高額な支払いをしてしまうケースが数多く報告されています。
嘘をつくのは悪徳業者の典型的な常套手段、返金という言葉はほとんどが詐欺行為です。身内に高齢者がいる場合、日頃から悪徳業者の危険性を伝えておきましょう。

ぼったくりの実例8:小型家電の回収でリサイクル料金を徴収されたぼったくり被害

不用品回収業者に録画機器の回収を依頼したところ、リサイクル料金として数千円を請求された。

―こちらも違法請求です。家電の処分にはにリサイクル料金がかかる場合もありますが、対象となるのは
洗濯機(衣類乾燥機)
冷蔵庫(冷凍庫)
エアコン
テレビ
の大型家電4種類だけです。ビデオデッキなどの小型家電にリサイクル料金はかかりません。素人の知識の軽薄さを利用したぼったくりと言えるでしょう。

不用品回収業者からのぼったくり被害が多いのはなぜか?

さまざまなぼったくり被害を紹介しましたが、なぜ不用品回収業者からのぼったくりが多いのでしょう。不用品回収業者からのぼったくりが多い理由の一つとして、不用品回収の相場が把握されていないという点が挙げられます。不用品回収を業者に依頼すること自体、滅多にあることではありません。つまりはほとんどの人が不用品回収の妥当な料金を把握していないでしょう。そのためぼったくり回収業者にとっては狙い易いというのが現実です。またトラックに作業服という見た目だけで立派な不用品回収業者に見えてしまいます。初見でぼったくり業者かどうかを見極めることは難しいでしょう。また1人が頻繁に不用品回収を依頼することはまず無いため「どうせ1度きり」と思われ、ぼったくりをしやすい環境となってしまいます。自分での処分が困難で、不用品回収業者に頼るしかない高齢者などは、足元を見られさらに狙われやすいのが現状です。

ぼったくりを未然に防ぐために

ぼったくり被害に遭わないようにするため、まずは「無料回収」という言葉には細心の注意をしましょう。稀に金属を集めるためだったり、目的が違う業者も存在しますが、それはそれで「鉄以外は有料」の可能性が高くなります。そもそも不用品回収業者であっても、処分するためには手間も費用もかかります。基本的に不用品回収には費用がかかるものと考えておきましょう。また処分を急ぐと、つい素性のわからない危険な不用品回収業者を選んでしまうことも。ぼったくりなど余計なトラブルに巻き込まれないためにも、早めに動き余裕を持って不用品回収業者を選びましょう。

ぼったくりを未然に防ぐために:複数の業者から見積もりをもらう

ぼったくりの被害に遭わないよう、必ず複数の業者から見積もりをとるようにしましょう。複数の業者からの見積もりを見比べることで大体の適正価格もわかり、極端に高額な業者を避けることができます。また、大幅に料金が安い業者にも要注意。一見お得に見えますが、さまざまなオプション、別料金が発生する可能性もあります。納得のいく見積もり、打ち合わせを行い、信頼できる不用品回収業者を選んでください。

以上、不用品回収業者に関する危険性や、ぼったくりの実例を紹介させていただきました。最良の業者を選ぶため、少しでもお役立ていただけると幸いです。

参考:おうちパートナーズ|不用品回収・ゴミ屋敷片付けの情報サイト

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